compatible属性をセットしてディスクグループを作成する方法
compatible属性をセットしてディスクグループDGを作成する方法
ACFS用の論理ボリュームを作成する際に、DGのcompatible属性が 11.2.0.0.0 より低い場合は「ORA-15221」が発生します。エラー回避方法は、DG作成後にalterでcompatible属性をセットする方法を書いてましたが、DG作成時に同時にcompatibleをセットできることがわかったので、ご案内します。
ORA-15221: ASM operation requires compatible.asm of 11.2.0.0.0 or higher
DG作成時にcompatible属性をセットするSQL
gridユーザーでログインし、SYSASM権限でsqlplusを起動します。
[grid@server01:/home/grid] sqlplus sys/password as sysasm SQL*Plus: Release 11.2.0.4.0 Production on 水 11月 13 15:52:01 2013 Copyright (c) 1982, 2013, Oracle. All rights reserved. Oracle Database 11g Enterprise Edition Release 11.2.0.4.0 - 64bit Production With the Real Application Clusters and Automatic Storage Management options に接続されました。 SQL>
DG作成SQLにattributeでセットしたいcompatible属性を追加して実行します。
SQL> CREATE DISKGROUP DG_TEST_2 EXTERNAL REDUNDANCY DISK '/dev/rhdisk5' SIZE 49152 M 2 attribute 'compatible.asm'='11.2','compatible.advm'='11.2'; Diskgroup created. SQL>
これで完了です。
1回で済むのでこのやり方の方が効率がいいですね。
【参考資料】
Oracle Automatic Storage Management管理者ガイド 11gリリース2 (11.2) B61035-04
4 Oracle ASMディスク・グループの管理
ディスク・グループの互換性
ディスク・グループの互換性属性
COMPATIBLE.RDBMS
Oracle ASMコンフィギュレーション・アシスタントGUIツール
Oracle ASMコンフィギュレーション・アシスタントによるディスク・グループの管理
図11-6 Oracle ASMコンフィギュレーション・アシスタントの「ディスク・グループの作成」ページ-拡張オプション