ACFSファイルシステムの削除手順
ACFS削除手順
ACFSファイルシステムを削除する手順をお伝えします。
ACFS削除
作業の流れはこうです。
- レジストリ削除
- ACFSアンマウント
- ファイル・システム削除
- 論理ボリューム削除
それでは削除してみます。
レジストリ削除
ACFSを作成すると、その情報がレジストリに登録されています。このレジストリ情報を削除します。まずは登録情報を確認してみます。
gridユーザーでログインし、acfsutilコマンドを実行します。
[grid@server01:/home/grid] acfsutil registry -l デバイス : /dev/asm/acfsvol1-5 : マウント・ポイント : /acfs_work : オプション : none : ノード : all : ディスク・グループ : DG_TEST : ボリューム : ACFSVOL1 [grid@server01:/home/grid]
見やすく改行して書いてみると、こうなっています。
[grid@server01:/home/grid] acfsutil registry -l デバイス : /dev/asm/acfsvol1-5 : マウント・ポイント : /acfs_work : オプション : none : ノード : all : ディスク・グループ : DG_TEST : ボリューム : ACFSVOL1 [grid@server01:/home/grid]
デバイス情報、マウントポイント、ディスクグループ、論理ボリュームなどが登録されています。
ではこのレジストリ情報を削除します。
[grid@server01:/home/grid] acfsutil registry -d /acfs_work acfsutil registry: ACFSマウント・ポイント/acfs_workはOracleレジストリから正常に削除されました [grid@server01:/home/grid]
レジストリを再度確認して、削除されたことを確認します。
[grid@server01:/home/grid] acfsutil registry -l [grid@server01:/home/grid]
ファイルシステムのアンマウント
ファイルシステムをアンマウントします。アンマウントはroot権限でなければできないので、rootユーザーでログインしてumountコマンドを実行します。
[root@server01:/] umount /acfs_work [root@server01:/]
アンマウントは、ACFSをマウントしている全ノードで実施して下さい。どこかのノードでマウントされていると以降の作業でエラーが発生します。
ACFSファイルシステム削除
ACFSを削除します。rootユーザーで実施します。
[root@server01:/] acfsutil rmfs /dev/asm/acfsvol1-5 [root@server01:/]
このとき、ACFSがどこかでマウントされたままである場合は以下のエラーが発生します。
[root@server01:/] acfsutil rmfs /dev/asm/acfsvol1-5 acfsutil rmfs: ACFS-00511: /dev/asm/acfsvol1-5が1つ以上のクラスタ・ノードにマウントされています。 acfsutil rmfs: ACFS-03014: ファイルシステムは削除されません [root@server01:/]
論理ボリューム削除
最後に、ACFSで使っていた論理ボリュームを削除します。gridユーザーでログインし、ASMCSMコマンドラインからvoldeleteコマンドを実行します。
[grid@server01:/home/grid] asmcmd ASMCMD> voldelete -G DG_TEST ACFSVOL1 ASMCMD>
これでACFS削除は完了です。
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