AIX物理ディスク「hdisk*」の属性を変更する方法
物理ディスク「hdisk」の属性を変更する方法
AIXの物理ディスク「hdisk」の属性を変更するときは、chdev コマンドを使います。
chdevコマンドはデバイスが非活性状態のときに使うのですが、rootvgで割り当てているディスクは非活性にすることができません。デバイス状態が「Available」のときにchdevで属性を変更しようとすると、エラーになります。
[root@server01:/] chdev -l hdisk0 -a queue_depth=40 メソッド・エラー (/etc/methods/chgdisk): 0514-062 指定されたデバイスが使用中であるため、 要求された機能を実行できません。 [root@server01:/]
Available状態のディスクの属性を変更する場合は、「-P」オプションを使ってAIX再起動後に設定が反映させるようにします。
[root@server01:/] chdev -l hdisk0 -a queue_depth=40 -P hdisk0 を変更しました [root@server01:/]
設定を変更することができました。再起動して設定を反映させます。
[root@server01:/] shutdown -Fr
再起動後、設定が反映されていることを確認します。
[root@server01:/] LANG=C lsattr -El hdisk0 | grep queue_depth queue_depth 40 Queue DEPTH True [root@server01:/]
~補足~
外部ストレージ装置が「XIV」の場合、AIXディスクの属性「queue_depth」の値は「40」となります。デフォルト「3」から「40」に変更することで、ディスクI/Oパフォーマンスが向上します。
タグ:0514-062, AIX物理ディスク属性変更, chdev