ASMディスクグループDGを拡張する手順 (ディスク拡張)
ASMディスクグループDGの拡張
データをインポートしていたら、「表領域を拡張できません」とのエラーが表示されました。よくよく調べてみるとASMディスクグループがパンクしていたことが原因でした。
DGに割り当てている物理ディスク自体を拡張して対応したのですが、その時の手順をお伝えします。
DBインスタンスのalertログに出力されていたエラー
データインポート中に出力されていたORA-エラーはこれです。
statement in resumable session 'SYSTEM.SYS_IMPORT_SCHEMA_02.4' was suspended due to ORA-01688: 表USER_A.TEST_TABLE01のパーティションMON_201303を拡張できません(8192、表領域TEST_TS01)
DG拡張手順
DGを拡張する手順はこのようになります。
- DGに割り当てている外部ストレージのボリュームを拡張
- OSでディスク拡張を認識させる
- DGに割り当てているディスクをresizeする
それでは作業に入ります。
1.DGに割り当てている外部ストレージのディスクを拡張します。
2.AIXにディスクサイズが拡張されたことを認識させます。
「root@server01:/」 cfgmgr 「root@server01:/」
3.gridユーザーにスイッチして、sysasm権限でsqlplusにログインします。
[grid@server01:/home/grid] sqlplus /nolog SQL*Plus: Release 11.2.0.4.0 Production on 金 11月 8 19:33:33 2013 Copyright (c) 1982, 2013, Oracle. All rights reserved. SQL> conn / as sysasm 接続されました。 SQL>
ここで拡張対象のDG名は「DATA」です。DATAを構成しているディスクを確認します。
SQL> col NAME for a20 SQL> col PATH for a30 SQL> select NAME,PATH from v$asm_disk; NAME PATH -------------------- ------------------------------ DATA_0000 /dev/oracle/db/db01/data DG_REDO_1_0000 /dev/oracle/db/db01/redo_1 DG_REDO_2_0000 /dev/oracle/db/db01/redo_2 SQL>
DATAを構成している外部ディスクの名前は「DATA_0000」であることがわかりましたので、DATA_0000をSQLで拡張します。
SQL> ALTER DISKGROUP DATA RESIZE DISK DATA_0000; Diskgroup altered. SQL>
これでDG拡張は完了です。
エラーで待機していたインポート処理は自動で続行されました。パンクでエラーになっても、Oracleは待機してくれているのが嬉しいですね。
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